君の名は。に感動した勢いで始める 日々日記

新海誠監督の作品が大好きな主が、ついに君の名は。で感動した勢いに呑まれて立ち上げました。主に君の名は。の感想や、瀧と同じように日記として更新していく予定です。

映画『聲の形』を観に行ってきた。帰りは大雨でずぶ濡れ、風邪引きなうです。。。

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2016年9月17日(土)より公開されている映画『聲の形』を観に行ってきました。

観ている間/観終えた直後に思ったことを簡単に箇条書き。

 

・130分あるから長い

・でも全7巻分をよくよくまとめられていると思う

・ところどころ改変(短い時間でよくまとめられていた理由)

・映画『君の名は。』より泣ける。実際館内ですすり泣きしてる人が大勢いた。

新海誠監督の映画とは違った意味で映像がきれい。水の波紋が広がるところ、水草がゆらいでたり、水中の映像が映えていたと思う。

 

※ネタバレ含みますのでここからは自己責任でお願いします。

 

 

前半は障害者(西宮硝子)をいじめるという胸糞展開が続いたけど、中盤~後半にかけての罪悪感がのしかかってきている将也の葛藤が、映像越しに心苦しいくらいに伝わってきました。将也が顔を上げれるようになるまでのくだりに泣けました。

聴覚障害者である西宮硝子を演じた早見沙織さんの演技力もすごい。「ちゅき!」ってところが好きです。「わたしはわたしがきらいです。」というシーンは硝子の本音がにじみ出てて悲しかった。

 

遊園地に皆で遊びに行ったとき、ジェットコースターに乗ります。最前列で佐原が将也に「怖いかどうかは乗ってから決めることにしたんだ!」と言ってコースターが落下するときに思いっきり手を上げてはっちゃけますが、将也はハンドルを握ったまま。あぁ、未だに過去のことを引きずっているんだなぁって。そういった描写が自然と多かった気がします。

 

感情を出すって意味では植野直花が筆頭だったような。はっきりと将也のことを好きと言うシーンはなかったけど、過去の将也がいじめられるようになったこと、それに対して何もしなかったこと。そのことを気にかけてお見舞いに行ったり硝子に殴りかかったり、観覧車で「聞き取れるようにゆっくり話すね」と言いつつ序盤はゆっくり話しながらも、話すうちにどんどん感情に流されて勢いよく話してしまっていたりなど、感情第一優先でアクションを起こしている植野が、気持ちの部分では一番わかりやすかったかなと思います。最後は手話を覚えようと練習していたのかな?可愛いですね。笑

 

短い尺ながらも将也と硝子だけでなく、植野など他キャラクターの存在性を出してくれていたこともよかったです。特に川井さんマジキモイ(褒め言葉)。永束くんは友達として。真柴くんは過去と今の将也を知りつつも友達として近づいてきてくれたこと。真柴くんの「石田君はすごいよ」っていう台詞に感動しました。過去のことを知りつつも今の将也を見てそう思ったわけですしね。

 

最後に、どうしても最近観た映画『君の名は。』との比較になってしまうのですが、『君の名は。』の方が感動しやすいですし、盛り上がるところは盛り上がるし下がるところは下がるので起伏がはっきりしていて面白いです。『聲の形』は『君の名は。』より泣ける要素が強いように思えました。後悔、葛藤、人間関係や自分の心の情景が映しとれてたからかもしれません。でも『君の名は。』のように何度も観に行きたいとは思いません。そこが少し残念でした。

 

漫画版を読んだこともあって展開がわかってしまうのは少々つらいです。どうしても「あ、ここ漫画版とちがう」と比較してしまうので(私だけかもしれませんが)、読んだことのない人にはおすすめです。